いわき駅
常陽銀行 みずほ銀行
鷹の爪
旬 :6 月~ 11 月。※乾燥後、湿気のない場所で長期貯蔵可。 栽培地:平北白土
上向きに実をつけるので「天井向き」と呼ぶ人も。家庭料理のアク セントとして、長年栽培され続けてきました。
食材紹介
スタンツァ スタンツァ
おくいも
→P13 参照
ワサビダイコン
→P13 参照さとまめ
→P46 参照のりまめ
→P46 参照いわき一本太ねぎ
→P33 参照
おかごぼう
→P33 参照じゅうねん
→P33 参照
むすめきたか
→P13 参照
もてねぎ
→P22 参照La Stanza
-スタンツァ-所 在 地:いわき市平3-8-2-3F ☎ 0246-35-5767 定 休 日:毎週水曜日
営業時間:L11:30~15:00 D17:30~22:00(金曜・土曜・休前日は~23:00)
店舗紹介
シェフ
北林 由布子
さんい わ き 昔 野 菜 図 譜
其 の 伍 ( 付 録 )
いわき昔野菜は、これまでに約70品種が 確認されています。2015年度の調査で新た に4つの作物が仲間入りしました。
いわき昔野菜市内分布図
小白井きゅうり シソ唐辛子
むらさき豆 ワサビダイコン 川前町川前町
昔きゅうり ごんぼっぱ ニラもてねぎ とろいもむすめきたか
黒小豆カラシナ 茎立菜とうな 白じゅうねん はすいも 三和町
遠野町 田人町
山田町 山玉町
勿来町
錦町 渡辺町
泉 永崎
小名浜 鹿島町 平
常磐 内郷 小川町
江畑町
四倉町 大久町 三和町
あおばたひやしまめ 白なた豆なたまめ
ニンニクジャガイモ エンドウ 遠野町
根室きゅうり カボチャ唐辛子 白じゅうねん アワキビ
蕎麦蒟蒻
自然生(蒟蒻) 田人町
白小豆さとまめ のりまめ白花豆 おくさんまめ おかめまめ 落花生
大納言落花生 山田町
おくいも 山玉町
唐辛子とろろいも 勿来町
おいしいな ミツバあおばた 錦町
おかごぼう ウドたいはく 渡辺町
ミツバサツマイモ ヤマトイモ
泉 ユウガオ永崎 黒ゴマ
小名浜 あおばた 鹿島町 冬瓜ニラ
いわき一本太ねぎ アブラナ唐辛子・鷹の爪 いわきとっくり芋
たいはく黒豆 金時豆宮下一号 なたまめ空豆 平
スイカあおばた 金時豆 常磐 赤なたまめ 白なたまめ 内郷 ウド滝野川ごぼう 小川町
むすめきたか 江畑町
ハマボウフウ とろろいも 金時豆 四倉町 十六ササゲ 黒じゅうねん 白いんげん 親孝行豆 大久町
ラッキョウ、サトイモ、アズキなど 市内各地で多数栽培されている作物
いわき昔野菜市内分布図
いわき市 宮城県
栃木県 茨城県 群馬県 新潟県
山形県
福島県
湯長谷半白きゅうり 赤にんにく なっとう豆 新
長兵衛(里芋)新
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生産の歴史的由来
湯長谷半白きゅうり
<ウリ科キュウリ属>
●主な栽培地 常磐藤原町
キュウリの原産地は、北部インド、ネパールに かけてといわれており、日本には6世紀後半に中 国から伝えられたとされています。
当時、中国では華南型品種と華北型品種が成立 しており、日本には華南型品種が主体で渡来した とみられます。
全国各地で本格的に栽培されるようになったの は江戸時代からで、果実の形、色、肉質、風味、 栽培特性などが異なる多くの在来品種がありまし た。代表的なものに、関東地方の「馬込半白」「相 模半白」「淀節成」があげられます。
いわき地区でも、明治時代から昭和20年代後半 にかけては、盛んにキュウリの栽培が行われてお り、「石城節成」という品種のキュウリもありま した。
現在いわき市に残っている在来のキュウリは、 いずれも来歴や品種は明らかではありませんが、 果形などの特徴が華南型品種に通じるものがあ り、湯長谷半白きゅうりも同種ではないかと推察 されます。
昔のキュウリは果皮の色が薄かったり半白であ ることや、ブルームと呼ばれ表面に白く粉をふい たように見えるのが農薬に間違われがちだという 理由から、市場ではほとんど見かけなくなってし まいました。また、果皮に出現するいぼの色で、 黒いぼ種と白いぼ種にわけられますが、現在は白 いぼ品種の改良されたものが一般的となっており、 黒いぼキュウリは姿を消しつつあるのが現状です。 湯長谷半白きゅうりの果皮は、上部から下部に かけて緑色が濃→淡のグラデーションを成してい
常磐
生産の歴史的由来
湯長谷半白きゅうり
<ウリ科キュウリ属>
●主な栽培地 常磐藤原町
キュウリの原産地は、北部インド、ネパールに かけてといわれており、日本には6世紀後半に中 国から伝えられたとされています。
当時、中国では華南型品種と華北型品種が成立 しており、日本には華南型品種が主体で渡来した とみられます。
全国各地で本格的に栽培されるようになったの は江戸時代からで、果実の形、色、肉質、風味、 栽培特性などが異なる多くの在来品種がありまし た。代表的なものに、関東地方の「馬込半白」「相 模半白」「淀節成」があげられます。
いわき地区でも、明治時代から昭和20年代後半 にかけては、盛んにキュウリの栽培が行われてお り、「石城節成」という品種のキュウリもありま した。
現在いわき市に残っている在来のキュウリは、 いずれも来歴や品種は明らかではありませんが、 果形などの特徴が華南型品種に通じるものがあ り、湯長谷半白きゅうりも同種ではないかと推察 されます。
昔のキュウリは果皮の色が薄かったり半白であ ることや、ブルームと呼ばれ表面に白く粉をふい たように見えるのが農薬に間違われがちだという 理由から、市場ではほとんど見かけなくなってし まいました。また、果皮に出現するいぼの色で、 黒いぼ種と白いぼ種にわけられますが、現在は白 いぼ品種の改良されたものが一般的となっており、 黒いぼキュウリは姿を消しつつあるのが現状です。 湯長谷半白きゅうりの果皮は、上部から下部に かけて緑色が濃→淡のグラデーションを成してい
常磐
【川前町の「小白井きゅうり」(いわき昔野菜図譜より)】
栽培方法
ます。食べ頃の長さは15㎝前後、太さ3~4㎝の 太く短いキュウリです。川前町小白井地区で長年 栽培されている「小白井きゅうり」に類似してい ますが、黒いぼ種の小白井きゅうりに対し、湯長 谷半白きゅうりは白いぼが表面を覆っています。 みずみずしく、シャキっとした食感で生食に適し
たキュウリといえます。
栽培地は藤原町ですが、江戸時代の湯長谷藩の 名残りか、この地区では「湯長谷」の名に親しみ を感じる人が多いようです。このことから、現栽 培者が「湯長谷半白きゅうり」と名付け、今日ま で大切に栽培を続けてきました。
江戸時代、諸藩に参勤交代が義務付けられてい た頃、江戸より帰国する武士は、手土産に故郷に はない野菜の種を好んで持ち帰ったという話もあ ります。このキュウリも、江戸で盛んに作られて いた品種の子孫かもしれないと、古を偲ばせる伝 統野菜の一つです。( 一部いわき昔野菜図譜 其 の参より抜粋)
栽培者にとってキュウリといえばこの湯長谷半白 きゅうりのことであり、収穫直後のみずみずしく シャキッとした食感は、子どもの頃から何よりも慣 れ親しんできたキュウリの良さです。「代々受け継 いできたものだし、一緒に暮らしている孫も収穫を 楽しみにしているキュウリだから、種を絶やすこと はできない」と毎年栽培に精をだしています。
栽培者宅での定番の食べ方は、味噌をつけての 生食ですが、漬物や酢の物にも利用しています。 時折、緑一色のキュウリが出現することがあり、 その果肉はとても苦味があるそうですが、そんな 時は黄色に熟すのを待ち、煮物や味噌汁に入れて 美味しく食べています。
5月中旬に腐葉土・土麹を混ぜたポットに種を 1粒ずつ播きます。土麹とは、園芸用粘土にこぬか、 油かすを混ぜて発酵させた、栽培者自慢のオリジ ナル培養土です。
育苗の間に畑の準備として、腐葉土、堆肥を多
めに入れ耕起しておきます。2メートル間隔のアー チ型の支柱を設けておき、6月上旬に支柱の外側 に30㎝間隔で苗を定植します。
一般的なキュウリは、開花後は頻繁に追肥をす るとされていますが、湯長谷半白きゅうりは収穫 まで土寄せや追肥の必要がありません。
10㎝~15㎝ほどで収穫する若い実が一番味が良 く、収穫は 7 月中旬~ 8 月中旬まで続きます。
採種用のキュウリは、黄色く完熟するまで畑に 残しておきます。実を割って種を取り出し、水洗 いして種の回りのヌメリを取り除きます。7日~ 10 日ほど乾燥させたあと、紙袋等に入れて保存し ます。実際に食べてみて、味の良いキュウリがあ れば、そのツルの実を採種用に残すそうです。
我が家のキュウリといえば、湯長谷半白きゅうり。
←栽培者は採取した種を 果皮の色で 5 種類に分 けて保存している 55